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チュー太郎
こんばんは。デザイナーの
チュー太郎がお届けしマウス。

 

今日はデザイナーの転職、特に転職回数とスキルアップについてのお話です。

 

転職回数は少ないほうが良い。のか?

 

一般的には、企業からして「この人はすぐ辞めない人なんだ」という安心感がある、転職回数の少ない人のほうが印象が良いですよね。

 

働く側としても、いざ転職しよう!となったときに、転職回数が多くてなかなか面接に合格できない…。それを恐れてしまうがために、なかなか転職という一歩を踏み出せずにいる人も多いと思います。

 

ですが、デザイナーという職業に関しては、転職回数が増えることよりも転職して別の制作環境で得るデザインのスキルのほうが大きなメリットになります。

 

転職回数があまりにも多いのはデメリットにもなるし、少ないに越したことはないけど、転職回数とか、最低でも3年!とか、そういう言葉に惑わされて貴重な時間を消耗してしまうことの方がずっともったいないです。

 

 

自分にとって、“現状が辛くてもここで踏ん張れば力がつく!”とか“結果が出せる!”とかそういった場合はぜひ頑張って欲しいです。

そうじゃなく、“今の会社では実現できない野望がある”とか、“もっと待遇の良いところに行きたい”とか、上を目指す気持ちがあっての転職ならどんどんしていくべきだと思います。

 

転職の理由がしっかり説明できて、やる気をアピールできること、そしてポートフォリオが評価されれば、デザイナーの転職は難しくありません。

 

転職理由を説明できれば問題ない

チュー太郎も転職を数回しました。

チュー太郎
20代で4回目って多くない?

 

経歴が少し変わっているので面接で最初に履歴書をみた面接官は一瞬「ん?」という顔をします。ですが、面接のときに理由を説明すれば、「なるほどね。」とわかってくれます。

 

チュー太郎の場合ですが、最初に入った広告代理店では「パチンコのチラシばっかり作っていたので他のものを作りたかった」とか。

これは本当の理由でもあり、これがすべてなわけでもありません。デザイナーになってから色々な憧れや理想が出来て別の仕事をしたいという気持ちのほかにも、毎日のように終電帰りなのに残業代が出ないことや、営業との確執など人間関係も上手くいっていないこともありました。会社全体の空気も決して良いとは言えなかったんです。

転職を決めたのは三拍子が全てそろい、ついに鬱直前に達して体調を崩してしまったからなんですが、そこは言いません(笑)

 

転職も数回目となると、「残業が多いから」と正直に言うようにもなりました。ただ、デザインの仕事が好きで、デザインの仕事をしたいという気持ちは一貫して変わっていないので、“真っ当な時間でデザインの仕事をしたい”ということが伝わるように話します。

 

これを言って落とされるところはブラックだからチュー太郎的に用はないね(笑)

 

会社によって制作物が違い、データの作り方も違い、印刷会社への入稿方法も違い、と色んな違いがあるので当然経験が増えて応用も効くようになりますね。

 

転職回数は少ないに越したことはないが、回数を理由に転職を踏みとどまることはないし、実際に前より良い条件で転職できた!

 

1つの会社にいると1つのやり方しかわからない

データの作り方は人それぞれですが、会社によって制作物の作り方にはある程度決まりがあります。

  • 下版のときにpsd(フォトショップ)をリンクにして良いか、もしくはすべてepsに統一するか。
  • アートボードのサイズは仕上がりより大きく作るのか、仕上がりサイズでつくるのか
  • 下版はアウトラインをとったaiデータなのか、PDFなのか。
  • 印刷会社へのデータはそれぞれが送るのか、会社で一括して送るのか。

ざっと考えただけでも違いがたくさん出てきます。

このやり方を、一つ知っているか、知らないかで、下版データを渡すときだけでも、対応できる幅が変わりますね。

たとえば、エラーがでたときなんかも、あ、これはこうしてたからダメなんだ。
この印刷会社にはこのデータなんだな。という対応ができるようになります。

デザインやDTPの知識が少ない初心者にデータを渡すときにも、ベストな形式を選択できるようになります。

 

会社で使用しているフォントは?ないものの技術はつかない。

それに会社によってインストールしているフォントなんかも違いますね。

フォントはデザインにとても重要。
良いフォントがない環境でしか働いていなければ良いフォントを使う機会がなければ、フォント感だって身に付けることができません。

フォントは高いから、簡単に買ってもらえるものではないけど、デザインのことを考えている会社なら、最低限のフォント一式はそろえているでしょう。

しかし、フォントもほぼないです。という会社にいると、フォントが少ないということをそもそも気付かないかも知れないし、

チュー太郎は以前中小の広告代理店で働いていたときに、「そんな汚いフォント使うな!」と言われ、
「基本的に、このリストからフォント選んで」と部長(アートディレクター)からフォントリストを渡されました。

最初こそ、このフォント別にいいと思うんだけどな〜。と思っていたものも、
そこから選んで使用しているうちに、「あ、確かにこっちのほうがきれいかも」とフォント感が磨かれていく実感がありました。

チュー太郎
そのフォントリストは
チュー太郎の貴重な資産でチュー

 

自分では気付けなかったフォントの善し悪しを、部長が長年培ってきた経験とセンスから抽出されたリストにより一瞬で受け取ることができたわけです。

これは独学ではできないことですね。

今は別の制作会社で働いているけど、今の会社はデータの作りには相当細かい。でもデザインでいうと?なところで、今までなら汚い、ダサいと言われて絶対に使わなかったフォントを堂々と全面に使っている。

チュー太郎
内心、この会社のデザイン
ダっサいなーと思ってるでチュー

 

代理店の制作のときは、文字に長体をかけて調節なんて、相当のことがない限りしない。(書体は100%で使うのが基本的に一番美しい)

一方で現在の制作会社では、長体のオンパレード。フォーマットですら長体で調整してね。という始末。
フチ文字のオンパレードに空白なしの文字ぎゅうぎゅう。
空いたスペースにはイラストを。

チュー太郎
こんなの作りたくないでチュー

 

と思うのは、私の中に比較対象があるからで、最初からこの会社に入っていたなら、
この制作物をダサい。とは思わなかったのかもしれない。

(今の会社に入ったのは、残業時間が少ないという理由のみで、制作物に関して一切のこだわりを捨てて入社した会社だから、まあデザインに関してははじめからわかっていた部分もある。)

 

何が正解というわけではない。その会社ではそれが正しい。その媒体ではそれが正しいのかもしれない。

でも、もしひとつの会社にしかいなければ、そのデザインがその人にとっての常識になる。

常識になってしまったデザインや作り方を変えるのは難しい。

 

使用する機器やソフトも違う

MacとWindows、普段はどちらかでも、両方できて悪いことはない。

当然会社によって使用するパソコンも違う。

デザイナーといえばMacのイメージかもしれませんが、Windowsを使っているところもある。

Macをつかうこと、Windowsを使うことのメリット・デメリットはそれぞれだけど、Macしか使えない、Winしか使えないより、使えたほうがもちろん良いよね。

まあ、制作するには基本的にどちらかだけだから必要ないじゃん!と思うかもしれないけど、
先方からデータが来たときに文字化けしてる理由が、MacのデータをWinで解凍したから。

とか、そういう知識があれば、フリーソフトをつかって文字化けしないように解凍する。とかそんな対策ができる。

同じ環境にずっといるとこういうことにも気が付きにくい。

使用するソフトの違い

フォントの話で、制作会社の悪口を散々書いたけど、良かったことがひとつだけあります。
今まで使ったことがなかったInDesignを使うようになったことです。

広告代理店では、ペラ物(チラシとか)を作ることがほとんどだったので、ページものに特化したInDesignは使用していなかった。

今の制作会社では、冊子ものがメインのため、InDesignを使う。
仕事で使うことで、必要に迫られてInDesignが触れるようになったのは良かったこと。

ペラ物を作るときは、データ容量を落とすために常にaiのプレビューはオフにしていた。
それが、InDesignに配置するときは、プレビューをつけないと表示できない。ということもInDesignを使ってから知ったこと。

これも、環境が変わったから、気づけたこと。

 

デザインを良い方向に導いてくれるアートディレクターという存在

転職に関して、ひとつおすすめする条件があります。
デザイン力を高めていきたいのなら、アートディレクターがいる職場がおすすめ。

制作の経験を何年していようと、「経験の長い制作」と「アートディレクター」は全然別物。

制作をしていると自分一人では方向性がわからなくなって、迷宮に迷い込んでしまうときが必ずきます。
そのときに、正しい方向性にあったデザインを指示してくれるのがアートディレクター。

制作経験が長く、作ることには長けた人でも、制作物に関して正しい方向性を見定めて指示をする。というのは難しいことです。

スキルアップや、経験を積むのなら、アートディレクターのいるところがおすすめ。
迷宮から正しい道へ導いてくれる存在です。

チュー太郎
「弟子にしてください」でチュー

ただし、アートディレクターになるような人は、
当然、自分のデザインにも信念をもっているので、自分がその人のデザインについていきたい!と思える人のところに行くことが重要。

せっかくアートディレクターのいるところに行っても、あなたがその人のデザインを好きじゃなかったら、ついていきたいと思うのは難しいですよね。

 

つまり、デザイナーにとっての転職のメリットは。

  • 会社によって制作物の作り方が違うので、色々な職場を経験するほど自分のスキルが上がる。
  • スキルが上がれば、自分で仕事をするという選択肢も増える
  • 実力は勤続年数の重要度を超える。良いものを作れる(しかも早く)人なら重宝される。
  • そのためには、いくつかの会社を経験することは大きな経験になる
  • 最終的に個人で仕事をできる対応力がついてくる。

デザイナーの転職に悩む理由が、勤続年数や転職回数なら、悩むより、一度違う場所で働いてみたほうが良い。

必ずすべての条件がよくなるわけじゃないけど、それぞれの会社の良いところ、悪いところを知って、取り入れていくとは、経験になる。

固執した、あたまのかた〜〜いデザイナーにはなりたくないですよね。

自分で経験したことだけが自分の世界のすべて!

チュー太郎
知らないものをアウトプット
することはできないでございマウスー

 

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