辞めたところで、どうせまたデザイナーをやりたくなる

チュー太郎

デザイナーの
チュー太郎でございマウスー

デザイナーをはじめて7年?8年?くらい経つけど、その間にはデザイナー向いてないなー。とか、デザイナー辞めようかな…。と思うことはやっぱり何度かありました。何度もあった。というか、一定の期間の間ず〜っと「ああ自分はデザイナー向いてないな。」って思いながら作っているときがあったりして、本当に自信喪失してました。

「自分はデザイナーに向いてないなー!」と思うことは未だにあって、2日に1回くらいは思ってます。ではなぜ自信喪失しながらもデザイナーを続けられるのか。

それは……

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上を見るとキリがなかった

チュー太郎はなかなか恵まれた環境にいて(当時それに気付いてなかった)、いわゆる「すごいデザイナーさん」たちに会う機会もけっこうありました。

あんな仕事をしたい!!と思う気持ちが溢れる反面、自分には遠すぎるデザインの存在が苦しくなりました。

「あんな仕事がしたいのに!」と思うほど、今やっている仕事への不満が出てきてしまう。でもどうすれば憧れるような仕事にたどり着けるのかわからない。そもそもたどり着けるのか??

そんなことをいつも考えて、自分は憧れの仕事へたどり着ける程の力もなく、ずっとこの仕事をしていくんだ。と思い、なんのためにデザイナーになったのかわからなくなってしまいました。

デザインをもっと出来る人なんか他にたくさんいるんだから、自分がやる意味なんてないんじゃないかとまで考えたりしていました。

そう、上を見すぎていたんですね。

第一線で活躍するデザイナーさんたちと話したりしたことで、今まで雲の上の存在だった人たちが「そこらへんに普通にいるすごいおっちゃん」くらいの位置にまで降臨してきたんです。

向上心も持つことは良いこと!だけど、地に足がついていない状態で上ばかり見ていても理想と現実はかけ離れていくばかりでした。

下を見てもキリがなかった

たくさんのいいものを見る度、自分自身のデザインに自信をなくしてしまうチュー太郎ですが、クラスで絵のうまい人ランキングベスト3には必ず入っていたし、図工はずっと「大変良い」だった。美術も5でビジュアル的な面でデザインの仕事を目指すには充分な成績だったはず!

それなのにデザイナーになった途端に自信喪失なんておかしい!って思いまして、上だけじゃなく下もそろ〜っと覗くと…。。。

うじゃうじゃいるんです。これは…デザイン…?デザイナー?みたいな奴が!

非デザイナーが頑張ってワードで作ったものというわけでもなく、プロのデザイナーを名乗るド下手なデザイナーが。

チュー太郎は思いました。
「自分は、デザイナーと名乗って良い」と。笑

そもそもデザイナーに定義なんてないので自称すればみんなデザイナー。
結局はクライアントからOKが出て、使う人の約に立ったり気に入ってもらえるか。そしてお金になる(仕事になってる)かどうか。

なんだなー。

凝りに凝った作り込まれたデザインや、洗練されたデザインが必要な場面があれば、量産されるタイプのデザインもあればゴリゴリのものもある。

デザインの仕事をしているうちに理想がだんだん高くなって劣等感を感じるようになっていました。

(自分にとって)理想的な仕事ができなくてもいいのかなーと。数をこなしていくタイプのデザインの中で自分なりにこだわりを持って制作をするだけでも楽しいのかも。と改めて気が付きました。

自分の好きなデザインと、これはないな…と思うデザインが世の中にあって、これはないな…と思うものに出会ったとき、もっと良いデザインに変えていくことができる。それがデザイナーの楽しいところ。

今「こんなのばっかり毎回作って飽きた!」とか考えていても、いざ手放すとぜったいまた作りたくなる。。

デザインの仕事をしてあとにデザインと関係ない仕事に就いたら、文字間とかフォントとか気になりすぎて仕事にならないと思いますね。

「エクセルとワードを使う」までは良いけど「イラレとフォトショがない」環境は耐えられる気がしません。

これだからデザイナーは辞められない!!!

デザイナーを辞めようか辞めないか。で迷っている人はぜひ、「イラレとフォトショがない」環境に耐えられるかどうか。を判断基準にすると良いと思います。

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