デザイナーといえばブラック。
残業は当たり前。
作業は大変なのに薄給。
終電まで、朝まで、どれだけ働いても残業代は出ない。
[speech_bubble type=”rtail” subtype=”R1″ icon=”chutaro_hidarimuki.png” name=”チュー太郎”]夢も希望もないマウスー[/speech_bubble]
残業が多すぎる。帰れない。辛い。と言っても、
「デザイナーなんだからしょうがないじゃん。当たり前じゃん。もっと働いてる人いっぱいいるよ。」
「残業したくないならデザイナー辞めるしかないね」
と言われる程にデザイナーと残業強く結びついています。
[speech_bubble type=”rtail” subtype=”R1″ icon=”chutaro_hidarimuki.png” name=”チュー太郎”]そんなパートナー契約結んだ覚えはないマウスー
解除!解除![/speech_bubble]
ところが、近年になってデザイン業界にも
残業を減らそうという動きが少しずつ見えてきたように感じます。
権利を主張するのは、許容範囲を超えたから
ゆとり世代・さとり世代などを一括りに、
最近の若者は義務も果たさず権利ばかり主張する。などとよく言いますよね。
そういうことを言う人のほとんどは、管理職で、
「自分が若かった頃はもっと働いていた!あんなこともしたしこんなこともした!若い頃の経験は買ってでもするべきだ!それなのに最近の人はあーやこーやどーだ」などと豪語しているはずです。
[speech_bubble type=”rtail” subtype=”R1″ icon=”chutaro_hidarimuki.png” name=”チュー太郎”]その口を二度と開けないように
お願い申し上げマウスー[/speech_bubble]
給料がっぽりもらえてボーナスごっぽり貰えて、そのうち必ず昇進して、一生安泰生涯保証ウハウハーー!で生きてきたあなたたちと一緒にしないでください!
現代は家賃は高く給料は低く、ボーナスは出れば良いほうと言われ、リストラだってある。昇給も雀の涙。。
昔と違って業務はギッチギチに圧縮されて仕事量は増えているのに監視は厳しくなるばかりで息抜きもできない。喫茶店でサボれていたお前らとは違うんだボケーーーーー!
ゆとり・さとり世代だってなー!
働いた分給料がもらえるならもっと働いても別に文句言わないよ!
車買えるだけの、結婚して妻子を養える程の給料もないんだから!
節約してお金貯めようにも、終電で帰ってきて自炊なんてできないから!
お前らは奥さんが全部やってくれるからいいかもしれないけどね!
[speech_bubble type=”rtail” subtype=”R1″ icon=”chutaro_hidarimuki.png” name=”チュー太郎”]というチュー太郎の心の叫びでした
社畜の代弁したマウスー。[/speech_bubble]
あの人たちが言う義務は、「会社はお金を掛けてお前を雇ってやってるんだ!
だからそのお金を回収できるくらい稼げ!(そのためには残業だって当たり前!労働基準法?何甘えたこと言ってんだ!)ということですよね?
ちゃーんと働いてても明らかに残業が常態化してるのは、労働者の能力ではなく管理側のスケジュールの立て方がおかしいんじゃないですか?
スケジュール!スケジュール立てろ!って言いますよね?あなたたち管理職。
お前らが先に提出しろ!こっちでそのスケジュールが正しいか判断してやるから!!!
定時後も当たり前に仕事振りやがってーーー!!
[speech_bubble type=”rtail” subtype=”R1″ icon=”chutaro_hidarimuki.png” name=”チュー太郎”]とまた心の叫びが出てしまいマウスー[/speech_bubble]
時間も、お金も、どっちもない。
権利を主張するようになったのは、会社があまりにも都合よく
労働力を搾取され続け過ぎたためでしょう。
まあ、色々大変だけど、会社が守ってくれるから。
と許容できた環境はもう既に破滅しています。
我慢の限界に達した。ということですよ。
残業が当たり前だったのではなく許容してただけ。
許容範囲を超えてたってことです。
権利の主張ができる時代だからこそ、デザイナーから労働環境を変えていこう
デザイナーがブラックな現状は、昔の働き方のまま改善しない会社がもちろん悪い!
しかし、その労働環境を受け入れ続けているデザイナー自身も、労働環境改善への妨げになってきた原因なのです。
ではそうすれば、その労働環境を受け入れない。という意思表示になるか。
定時であきらかにおわらない仕事は受けない。自分はしっかり帰る。
それができれば苦労しないですね。
できるならやってるし、会社に居づらくなる。という声が聞こえます。
それなら会社を困らせるしかありません。
どうやって困らせるか。
辞めましょう。
これは闇雲に言っているわけではありません。
労働環境を改善してきている会社は確実に増えて来ているのです。
改善する気がない場所で一人戦うのはとても体力・精神力が要ることです。
あなたの精神が先に病んでしまいます。
それなら改善する気があるところにいった方が早い。
そして、会社を辞めるときに言うのです。
「労働時間が短くて給料が高い同業の会社があったのでそちらにいきます。」
チュー太郎はデザイナーにとって転職はデメリットではないと思っているよ
→転職するほどスキルが上がるデザイナーという職業も読んでみてね。
会社がブラックのままでは人がいなくなってしまう。と会社に教えてあげなきゃいけないんです。
しかも一人だけではなく、たくさんの人がこの行動しなければデザイナー・デザイン業界はブラック。という環境から抜け出すことはできないでしょう。
俺が間違っていたよ。。といつか会社に言わせましょう。
残業をさせないためには残業の原因になっている仕事もなくさなければなりません。
デザイナーの仕事にはとりあえず作ってとか、仕様変更になったから。納期変わらずね。といったことが非常に多いです。
これがなくなれば作業の何割かがなくなる。というデザイナーはたくさんいるはずなんです。
これを無くすためにはしっかりとした打ち合わせが必要です。
今まで管理職や営業が仕事を得るために何でもかんでもできます!やります!と言っていた仕事の仕方から見直すべきなんです。
あの人たちは実作業をしませんから。
作業をするのがデザイナーの仕事だろ!というのなら、仕様をしっかり固めてくるのが営業の仕事でしょ?
できないものはできない。
追加があるならお金もかかる。時間もかかる。でも時間もお金も掛けずにやって欲しい。
この辺をデザイナー自身の時間という財産を提供することで回収してしまっていたんです。
まずはこの仕事の仕方を受け入れない。
そしてこの労働環境を受け入れない。
労働環境を整えてくれる会社にのみ、真っ当な業務で誠心誠意尽くす。
これからはデザイナー自身にその意識が必要。
デザイナーになったあなたは、デザインの仕事が好きなはずです。
仕事をしたくないわけでも、頑張りたくないわけでもないはずです。
でもあまりに長い労働時間だと、何が好きだったかもわからなくなってしまいます。
ワークライフバランスがとれてこそ、仕事もやる気が出て充実します。
デザインの仕事を楽しむために、デザイナーの労働環境をもっと良いものにしていきましょう。